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<title>マイ・ライフ・アズ・ア・ブック My Life as a Book</title>
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<description>ティーバラこと田原弘毅のブックレビュー。
2003年から読んだ海外小説の感想をつらつらと。</description>
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<title>アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』</title>
<description> ・アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』（河出書房新社）　やっぱりパッケージではなかろうか。　本書は〈奇想コレクション〉シリーズの一冊にして、〈知られざる異色作家〉アヴラム・デイヴィッドスンの短篇集。それはもうわくわくしながら読んだわけだが…。　もちろん傑作はある、「さあ、みんなで眠ろう」は優しさのあまり咽び泣きたくなった。「ラホール駐屯地での出来事」のラスト一行は戦慄。個人的にとびきりは「パ
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<![CDATA[ <strong><a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4309621872" target="_blank">・アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』（河出書房新社）</a></strong><br /><font color="#000000"><br />　やっぱりパッケージではなかろうか。<br />　本書は〈奇想コレクション〉シリーズの一冊にして、〈知られざる異色作家〉アヴラム・デイヴィッドスンの短篇集。それはもうわくわくしながら読んだわけだが…。<br />　もちろん傑作はある、「さあ、みんなで眠ろう」は優しさのあまり咽び泣きたくなった。「ラホール駐屯地での出来事」のラスト一行は戦慄。個人的にとびきりは「パシャルーニー大尉」このロマンには痺れました。まったく説明をしないファンタジー「尾をつながれた王族」、爆笑の「サシュヴラル」も悪くない。<br />　ただ、「ゴーレム」は創元文庫のアンソロジーで読んだときもさほど感心しなかったし、「物は証言できない」は確かにいいのだが逆に言えばこれって普通のショートショートだ。底が割れる。<br />　後半に行くとその傾向は顕著で、「長めのいい静かな部屋」や「グーパーども」「そして赤い薔薇一輪を忘れずに」「ナイルの水源」にも言える。むしろ〈できのいい短篇〉なのだ。ここらへんは10年前に普通にハヤカワミステリ文庫で出たほうが座りがよいだろう。<br />　深読みもできるのだろうが解説などで褒めちぎられすぎで、そっちにいささか辟易してしまった。充分面白いのに先入観持っちゃったのが失敗だなあ。<br />　それにしても「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」はなんでまたこんな題名にしてしまったのか？「あるいは牡蠣でいっぱいの海」でいいじゃないか？</font><br /><center>☆☆☆☆2006年5月12日読了</center> ]]>
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<dc:subject>奇想コレクション</dc:subject>
<dc:date>2007-08-02T09:34:18+09:00</dc:date>
<dc:creator>ティーバラ</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>トマス・M.ディッシュ『アジアの岸辺』</title>
<description> ・トマス・M.ディッシュ『アジアの岸辺』（国書刊行会）　うーん、パッケージではなかろうか。　本書は〈未来の文学〉シリーズの一冊にして、SF界の雄の一人、トマス・M.ディッシュの短篇集。ディッシュの短篇集が出るのは日本初のことで、1970～90年代の作品が網羅されている。　発想はどれも素晴らしい。テーマも深い。冒頭から痛烈な悪夢「降りる」、男性上位を皮肉った「犯ルの惑星」、唾棄すべき愛国者像「国旗掲揚」、会話の
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<![CDATA[ <strong><a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4336045690" target="_blank">・トマス・M.ディッシュ『アジアの岸辺』（国書刊行会）</a></strong><br /><font color="#000000"><br />　うーん、パッケージではなかろうか。<br />　本書は〈未来の文学〉シリーズの一冊にして、SF界の雄の一人、トマス・M.ディッシュの短篇集。ディッシュの短篇集が出るのは日本初のことで、1970～90年代の作品が網羅されている。<br />　発想はどれも素晴らしい。テーマも深い。冒頭から痛烈な悪夢「降りる」、男性上位を皮肉った「犯ルの惑星」、唾棄すべき愛国者像「国旗掲揚」、会話の免許制「話にならない男」、マジックリアリズム的な表題作「アジアの岸辺」などなど。<br />　どれも充分に面白いがどこか不満が残る。ストーリーが直線的過ぎ、発端に予想したラストがそのまま結末になるのはどうか。これがスタージョンやラファティだったらどうひねくりまわしただろうかと（乱暴な話だが）。<br />　理が勝ちすぎている作家というか、もしかして短篇のストーリーテリングがそんなに上手ではないのか、ディッシュは？「ニューウェーヴってもはやオールドファッションなのかも」というのが素直な感想である。<br />　例えばこの本が10年前くらいに普通にハヤカワSF文庫で出てたら印象も違っただろうと思い、そちらの方が座りがよかったとも感じるのだ。だってこれ普通のSF短篇集じゃん。</font><br /><center>☆☆☆2006年5月11日読了</center> ]]>
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<dc:subject>SF</dc:subject>
<dc:date>2007-07-30T16:32:50+09:00</dc:date>
<dc:creator>ティーバラ</dc:creator>
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<title>マグナス・ミルズ『フェンス』</title>
<description> ・マグナス・ミルズ『フェンス』（DHC）　…ある日「おれ」はフェンス作りの監督に命じられ、工員二人とともにイングランドへ作業に行く。ひたすら杭を打ちフェンスを張りビールを呑む暮らし、そこでささいな「事故」が起こり……　本書はマグナス・ミルズのデビュー長篇であり、話題になった『オリエント急行戦線異状なし』（DHC）が面白かったので読んでみたのだが、うーむ、ミルズの不条理（なのかどうかもわからない状況）を淡々
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<![CDATA[ <strong><a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4887241909" target="_blank">・マグナス・ミルズ『フェンス』（DHC）</a></strong><br /><br /><font color="#000000">　…ある日「おれ」はフェンス作りの監督に命じられ、工員二人とともにイングランドへ作業に行く。ひたすら杭を打ちフェンスを張りビールを呑む暮らし、そこでささいな「事故」が起こり……<br />　本書はマグナス・ミルズのデビュー長篇であり、話題になった『オリエント急行戦線異状なし』（DHC）が面白かったので読んでみたのだが、うーむ、ミルズの不条理（なのかどうかもわからない状況）を淡々と描いていく作風は実に好きなのだが、この作品に関してはいささか食い足りない。<br />　ピンチョンが激賞し、ブッカー賞の最終候補に食いこんだらしいのだが、それはちょっとピントがずれてるのではなかろうかね。</font><br /><center>☆☆2006年5月8日読了</center> ]]>
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<dc:subject>イギリス</dc:subject>
<dc:date>2007-07-28T11:01:05+09:00</dc:date>
<dc:creator>ティーバラ</dc:creator>
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<title>ジョナサン・キャロル『蜂の巣にキス』</title>
<description> ・ジョナサン・キャロル『蜂の巣にキス』（創元怪奇文庫）　キャロルを追いかけはじめたのは『死者の書』を大学時代に読んでからのこと。あの結末の衝撃は未だに忘れられない。　以来こつこつと購入していたのだが新刊がぱったり出なくなり、待たされることなんと9年。とうとう出版されたのが本書である。　…作家サムはスランプに陥り、かつて暮らした故郷を訪れる。少年のころ水死体を発見したことを思い出したのだ。死んだ女は〈
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<![CDATA[ <strong><a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4488547087" target="_blank">・ジョナサン・キャロル『蜂の巣にキス』（創元怪奇文庫）</a></strong><br /><font color="#000000"><br />　キャロルを追いかけはじめたのは『死者の書』を大学時代に読んでからのこと。あの結末の衝撃は未だに忘れられない。<br />　以来こつこつと購入していたのだが新刊がぱったり出なくなり、待たされることなんと9年。とうとう出版されたのが本書である。<br /><br />　…作家サムはスランプに陥り、かつて暮らした故郷を訪れる。少年のころ水死体を発見したことを思い出したのだ。死んだ女は〈蜂の巣〉と呼ばれる奔放な女性だった。サムは彼女の人生を描こうと思い、取材を始める。同時にある女性がサムの人生を捻じ曲げ始め…<br /><br />　リーダビリティは健在で読んでいるとひりひりしてくる。「不幸になるんだろうなあ不幸になるんだろうなあ、ああやっぱり」という感覚はキャロルならではのもの。読書というものに内在するマゾヒズムを存分に刺戟するのだ。<br />　すなわちキャロルの小説を読むのは人生に似ている。「幸福は不幸の前段階に過ぎず」「悪意は世界に充満し」「死は最も意外な形で訪れる」のである。<br />　「結末はまたとんでもないことになるのだろうなあ」と思いこんでいると逆に驚いたことに見事な決着を突きつけられた。本書はミステリとしての体裁が整っている。が、重度のキャロルファンとしては逆にうっちゃりを食らわされた思いがした。<br />　改めて感じ入ったのは本書が書かれたのが1998年であるということだ。今では一般的になってしまったある存在を先駆的に描ききっており、これがまた怖いこと怖いこと。これってキングのアレに対する作品なのかも。<br />　解説を読んで驚いたのはキャロルの実体験を題材にし、キャラクターにモデルがいるという事実。実は今回そこがいちばん驚いた。<br />　総合的にちょっと評価が低いのは「キャロルでなければこれほど面白く書けない」のも事実である反面、「キャロルだったらもっと面白くなったはず」という真情である。ファン心理は複雑だ。<br />　解説で豊崎由美氏も語っておられるが、この本をきっかけにキャロルの真骨頂であるダーク・ファンタジーを手にとっていただきたいものだ。大傑作『死者の書』も新装刊されたので是非とも。</font><br /><center>☆☆2006年4月28日読了</center> ]]>
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<dc:subject>幻想・怪奇</dc:subject>
<dc:date>2007-07-26T10:27:59+09:00</dc:date>
<dc:creator>ティーバラ</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>デイヴィッド・イーリイ『大尉のいのしし狩り』</title>
<description> ・デイヴィッド・イーリイ『大尉のいのしし狩り』（晶文社）　うむ、充分に面白い。　本書は〈晶文社ミステリ〉の一冊、『ヨットクラブ』に続くデイヴィッド・イーリイの第二弾短篇集。全体的にワンアイディアストーリーが多く、オチが読めるし、「もうちょっと凝ったらいいのに」といささか勿体ないのだが、それほど印象は悪くない。　英国怪奇小説のような「裁きの庭」や「草を憎んだ男」、ユーモラスな「グルメ・ハント」、諷刺
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<![CDATA[ <strong><a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4794927460" target="_blank">・デイヴィッド・イーリイ『大尉のいのしし狩り』（晶文社）</a></strong><br /><font color="#000000"><br />　うむ、充分に面白い。<br />　本書は〈晶文社ミステリ〉の一冊、『ヨットクラブ』に続くデイヴィッド・イーリイの第二弾短篇集。全体的にワンアイディアストーリーが多く、オチが読めるし、「もうちょっと凝ったらいいのに」といささか勿体ないのだが、それほど印象は悪くない。<br />　英国怪奇小説のような「裁きの庭」や「草を憎んだ男」、ユーモラスな「グルメ・ハント」、諷刺が痛いほどの「昔に帰ろう」などバラエティーも豊か。<br />　三つの傑作があり、ポオが書いたような「別荘の灯」はラストが戦慄、シャーリイ・ジャクソンばりの「ずっとお家に」はヒロインが実に哀れ、コルタサルに似た「歩を数える」も短いながら忌まわしく、別格の短篇だった。必読。<br />　リーダビリティがいいので寝酒でも呑みながらちびちび読む〈異色作家短篇集〉である（帯に堂々とそう書いてあるんだもの）。</font><br /><center>☆☆☆2006年4月6日読了</center> ]]>
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<dc:subject>アメリカ</dc:subject>
<dc:date>2007-07-24T10:19:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>ティーバラ</dc:creator>
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